ジロ・デ・イタリア
2008年06月02日
ジロ・デ・イタリア、コンタドールが総合優勝
ジロ・デ・イタリア 2008、最終ステージはチェザーノ・マデルノからミラノまでの28.5km、個人タイムトライアルが行われました。1位はチームハイロードのマルコ・ピノッティで32分45秒、マリア・ローザを着るアスタナのアルベルト・コンタドールは39秒差の11位と手堅くまとめ、合計タイム89時間56分49秒で初出場初優勝を決めました。サウニエルデュバル・スコットのリカルド・リッコは振るわず、4秒差を縮めることが出来ず、1分57秒差の2位、3位にはマルツィオ・ブルセギンでした。
最終日に用意された個人タイムトライアルということで、どのような結果になるか楽しみでしたが、始まってみれば、平坦ステージのタイムトライアルは眠いし、期待していたリッコもブルセギンも3週間の疲れか、思ったほどタイムを伸ばせず、コンタドールが余裕の優勝でした。
コンタドールの亀裂骨折を抱えての、ジロ初出場初優勝は評価しなければならないと思いますし、昨年のツール・ド・フランスに続いての3大ツールでの優勝は素晴らしいものです。でも、なんかイタリア人びいきになってしまう自分がいると共に、ヴィノクロフ、ラスムッセンの途中退場で、すっかり興味が削がれてしまった中でのコンタドールの優勝を素直に祝福できない自分がいます。彼には何の責任も無いことなのだけど...
来月には、ツール・ド・フランスが始まります。しかし、アスタナ、コンタドールは出場しません。ボーネン、クネゴ、シュレック兄弟、カンチェッラーラ、エヴァンス... 今年は最後まで、ドーピング問題無しで終えて欲しいと思います。
最後に、印象に残ったシーンは、デーヴィット・ミラーの自転車投げと、プラン・デ・コロネスの未舗装路を走る山岳TT、エマヌエーレ・セッラの山岳ステージ3勝... アンドレ・グライペルのスプリントゴールも良かったですね。前半戦は悪天候で転倒も多く、有力選手がリタイアを余儀なくされましたが、トータルで見ると、とても楽しい3週間でした。選手の皆さん、お疲れさまでした。
sporza.be: Alberto Contador is eindwinnaar in Giro
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2008年06月01日
ジロ・デ・イタリア、山岳ステージはまたセッラ!
ジロ・デ・イタリア 2008、第20ステージはロヴェッタからティラーノのまでの224km。最後の山岳ステージながら、今大会のチマ・コッピ、ガヴィア峠と1級山岳、モルティローロ峠という二つの大きなヤマがあります。そして、今日も飛び出たのは、CSFグループ・ナヴィガーレのエマヌエーレ・セッラでした。さすが山岳王! 一方、前日大活躍のディルーカが遅れてしまいました。
マリア・ローザはアルベルト・コンタドールがキープ、4秒遅れでリカルド・リッコ、2分遅れでマルツィオ・ブルセギンが追います。最終日の個人タイムトライアルが楽しみです。
sporza.be: Sella klimt naar zijn derde ritzege
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2008年05月31日
ジロ・デ・イタリア、ディルーカの勝負を賭けたアタック成功
ジロ・デ・イタリア 2008、第19ステージはレニャーノからモンテ・ポーラの山頂ゴールまでの228kmです。エース、ダニーロ・ディルーカがマリア・ローザを狙うLPRブレイクは、山頂ゴールを目指して10分以上先行していた先頭集団にいたチームメイトを待たせ、ディルーカのアタックに合流させて牽引、ディルーカは2位に入り、総合争いで大躍進。その後ろではリカルド・リッコが仕掛けてコンタドールに差をつけ、総合争いは混沌としてきました。ちなみに勝ったのはティンコフのヴァシリ・キリエンカ、嬉しい初優勝でした。
この記事を書きながら、第20ステージのモルティローロ峠の上りを見ているのですが、昨日活躍したディルーカが遅れ始めていて、はらはらしています。
sporza.be: Kirijenka wint bergrit, Contador wankelt
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2008年05月30日
ジロ・デ・イタリア、第18ステージはフォイクトの優勝
ジロ・デ・イタリア 2008、第18ステージはメンドリシオからヴァレーゼまでの147kmです。この二つの町はそれぞれ2009年、2008年の世界選手権ロードレースの会場になっているそうです。最後の平坦ステージ、スプリンターには最後のチャンスとなりましたが、なんとベッティーニが逃げ、12人の先頭集団が形成されました。さらに残り35kmでチームCSCのイェンス・フォイクトがアタック、そのまま独走してステージ優勝を決めました。総合争いに変動はありません。
昨年シュレック弟が活躍したチームCSCですが、カンチェッラーラもシュレック兄弟も出場しておらず、今大会は目立った活躍がありませんでした。最後に来てようやく、存在感を示しました。残念なことに、会社で退職する人の送別会があり、帰宅するとすでにフォイクトがゴールした後でした。
ジロ・デ・イタリアも残り3ステージ。今晩は見逃さないように早く帰ります。
sporza.be: Jens Voigt voert nummertje op in de Giro
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2008年05月29日
ジロ・デ・イタリア、グライペルがステージ優勝、総合は変化無し
時速60kmhにも達しようかというチームハイロードの高速列車で集団を引っ張るチームハイロード。エース、マーク・カヴェンディッシュは最後まで発射すること無く、ベンナーティを牽制しながらそのままゴールへ。勝ったのはアンドレ・グライペル。チームハイロードのワンツーです。
ジロ・デ・イタリア 2008も残すところ5日、第17ステージはソンドリオからロカルノまでの146km。距離も短く平坦です。スタートして間もなく、ランプレのフランチェスコ・ガヴァッツィとティンコフのミハイル・イグナチェフが飛び出し、これにコフィデイスのヤン・ウゲが追いついて逃げ集団を形成します。テレビ中継が始まったのは間もなく中間地点というあたり。美しい湖畔の道を、メイン集団が時速60kmhにも達しようかという高速で、逃げ集団を追いかけているところでした。
結局イグナチェフは残り4kmまで逃げ続け、メイン集団に吸収されてお仕事終了。ここからは今大会絶好調のベンナーティを擁するリクイガス、カヴェンディッシュを擁するチームハイロードが高速で牽引しながらゴールへ。残り1kmを通過して、チームハイロードの高速列車は健在、90度ターンで外に膨らんだベッティーニが脱落、残り200m。先頭はアンドレ・グライペル、エース、マーク・カヴェンディッシュはベンナーティを牽制、抑え込みます。グライペルがそのまま先頭でゴール、カヴェンディッシュは自らの今大会3度目の勝利よりも、チームメイトの初優勝をアシストすることを選びました。両手を上げてゴール!
大柄、筋肉質のスプリンタータイプながら、山岳ステージで脱落すること無く後半戦を迎えたアンドレ・グライペル、高速列車からのゴールスプリントは今大会、チームハイロードの勝ちパターンとして定着した感があります。これでチームとしても3勝目、存在感を見せつけています。なお、総合順位には変動ありません。
sporza.be: High Road demonstreert in 17e etappe
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2008年05月27日
ジロ・デ・イタリア、山岳TTでセッラ、惜しくも3連勝を逃す
ジロ・デ・イタリア、雪の積もる山頂を目指す、山岳TTを制したのは、リクイガスのペッリツォッティでした。2日連続で山岳ステージを制したセッラは途中までトップタイムでしたが、6秒差でペッリツォッティにかわされ2位、総合争いはディルーカが脱落したものの上位に大きな変動はありませんでした。
ジロ・デ・イタリア 2008、第16ステージはプラン・デ・コロネスの山頂ゴールに向かって12.9kmを登る全行程ヒルクライムとなる山岳タイムトライアル、標高差1086m、平均勾配8.4%、最大勾配は24%もあります。しかも7.8km地点から上は、未舗装路?未・舗・装・路ですよ。ロードバイクのレースで未舗装路を走ることがあるんですね。細い未舗装の登り坂、前を走る選手を追いかける2台のサポートバイクは両方とも2人乗りで、一方は前後のホイールを両脇に抱え、もう一方は肩に自転車を担いでいます。路面には轍が出来、ダンシングで強く踏み込んだリカルド・リッコの後輪が滑って空転する場面もありました。しかし、こんな場所でも観客は鈴なりです。
最後から10人目のスタートとなったCSFグループ・ナヴィガーレのエマヌエーレ・セッラ、今日も元気でした。力強いダンシングでぐいぐいと登り、1位タイムでゴール、しかしその上を行ったのはリクイガスのフランコ・ペッリツォッティです。6秒差でセッラをかわし、ステージ優勝。総合順位でも5位に入って来ました。アスタナのアルベルト・コンタドールは危なげない走りで4位に入り、マリア・ローザを死守、ジルベルト・シモーニが順位を上げる一方で、ダニーロ・ディルーカが遅れて優勝争いから後退です。
セッラ、惜しくも優勝は逃しましたが、ドロミテキング、山岳王はあなたです。第19ステージ、第20ステージにも山岳は用意されており、第20ステージはチマコッピ、標高差2000m以上の峠もあります。期待したいと思います。
sporza.be: Pellizotti rijdt als snelste de Kronplatz op
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2008年05月26日
ジロ・デ・イタリア、セッラが連勝、コンタドールが首位に
エマヌエーレ・セッラが圧倒的な登りの強さを見せて、山岳ステージ2連勝、総合でも10位に躍進。一方、総合首位争いはコンタドールが首位に立つもののリッコが33秒差で続く混戦模様です。
ジロ・デ・イタリア 2008、第15ステージはアラッパをスタートしてドロミテ山塊を八の字を描くようにまわりながらアップダウンを繰り返し、最後はパッソ・フェダイア/マルモラーダにゴールする山岳スペシャルステージ、なんと1級山岳3つと2級山岳2つが設定されています。
序盤から早々にエマヌエーレ・セッラやホアキン・ロドリゲスらがアタックし、先行したようです。私がF1モナコGPが終わってからテレビ観戦を始めた頃にはレースも終盤で、ちょうどセッラら先頭集団3名に、リクイガスのヴィチェンツォ・ニーバリ、CSFグループ・ナヴィガーレのフリオ・ペレスクアピオらが追いついて、5人の先頭集団が形成されるところでした。5人中、CSFグループ・ナヴィガーレの選手が3名を占める状態には驚くばかりです。ここから、昨日に引き続きセッラが単独アタック。誰もついて行けません。
一方、昨年のジロ・デ・イタリアでは大活躍したサウニエルデュバル・スコットのレオナルド・ピエポリが下りで落車、道端にうずくまっている映像が映し出されました。今回は落車に巻き込まれて満身創痍ながら、ここまで頑張って来たのですが、彼はそのままリタイアになってしまったようです。リッコは大事なアシストを失いました。
沿道の大声援を受けながら独り頂上を目指すセッラ、最後の激坂を激しいダンシングで登りますがまだまだ余裕があります。その頃、メイン集団ではリッコがスパートし、後続を徐々に離し始めました。コンタドールにどれだけ差をつけてゴールするのか、総合争いからも目が離せません。
セッラはそのまま満面の笑みでガッツポーズしながらゴール、連勝で総合順位も10位に躍進です。リッコはかなり攻めましたが、アスタナのアルベルト・コンタドールに大差をつけるまでは至らず、コンタドールがマリア・ローザに袖を通すことになりました。昨年のツール・ド・フランスの覇者であり、大本命の一人がようやく総合首位に立ちました。ここからがいよいよ、本当の勝負なのかも知れません。第16ステージは、激坂を登る、山岳TTです。
sporza.be: Sella voert opnieuw een nummertje op
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2008年05月25日
ジロ・デ・イタリア、総合順位に大変動
ジロ・デ・イタリア 2008、第14ステージからは本格的な山岳ステージが続く正念場です。マリア・ヴェルデを着る、CSFグループ・ナヴィガーレのエマヌエーレ・セッラが飛び出し、涙のステージ優勝、最後の登り坂で追走集団がばらけ、総合トップのヴィスコンティが遅れたために、総合順位に大きな変動がありました。マリア・ローザはLPRブレイクのガブリエーレ・ボシージョが獲得、5秒差でコンタドールが続きます。
ジロ・デ・イタリア 2008は、ヴェローナをスタートし、ドロミテ山塊へと向かいます。途中1級山岳を登り、最後はアルペ・ディ・パンペアーゴの頂上ゴールとなる195kmです。前半は平坦基調ですが、1級山岳の上りと下り、そして頂上ゴールに向かって長さ7.8km、平均勾配9.6%、最大16%の上りが待ち構えます。13名の先頭集団から抜け出したのは山岳賞ジャージ、マリア・ヴェルデを着る、セッラです。明日も明後日も山岳が続くと言うのに、強烈なアタックで独走態勢に入りました。ティンコフのヴァシル・キリエンカ、ケスデパーニュのホアキン・ロドリゲスも追いかけますが、背中を見せること無くゴールへ、途中応援の歓声に応えながらの力強い走り、画面がアップになると、嬉しくてたまらないという顔をしていたのが印象的でした。そして嬉しそうにゴールした後は、チームスタッフと号泣、嬉しい優勝、素晴らしいヒルクライムでした。
これに対して、苦しんだのはマリア・ローザを着るジョヴァンニ・ヴィスコンティです。クイックステップはアシストで固めてマリア・ローザを死守しようと試みますが、ヴィスコンティはいっぱいいっぱいです。結局ボシージョに譲ることになりました。第15ステージは今大会最大の山場、ドロミテ山塊を上り下りする山岳ステージが待ち構えます。
sporza.be: Sella triomfeert in eerste Dolomieten-rit
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写真ですが、ゴール後の号泣を選ぼうと思いましたが、悪魔おじさんとの並走をついつい選択してしまいました。
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2008年05月24日
ジロ・デ・イタリア、カヴェンディッシュが雪辱
昨日に引き続き、ベンナーティとカヴェンディッシュのゴールスプリント、チームハイロードの高速列車からカヴェンディッシュが飛び出して、最後は余裕を持ってゴール、前日の僅差でステージ優勝を逃した雪辱を果たしました。これで2勝目です。
ジロ・デ・イタリア2008、第13ステージはモデナからチッタデッラまでの177km。平坦なステージです。後半集団はかなり高速になる中で、チームハイロードが選手をそろえて先頭で牽引し、どんどん速度が上がりました。最後はマーク・カヴェンディッシュが高速列車からのラストスパートし、先行していたベンナーティをゴール手前でかわしました。今年のジロ・デ・イタリアを見ていると、なかなか高速列車が活躍するステージが無かったのですが、チームハイロード、会心の勝利ではないでしょうか。
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2008年05月23日
ジロ・デ・イタリア、ベンナーティが僅差の勝利
ベンナーティ、マキュアン、カヴェンディッシュのゴールスプリントはゴール前のカーブで先頭に立ったベンナーティが、カヴェンディッシュの猛追を数センチの差で振り切り、ジロ・デ・イタリア3勝目、マリア・チクラミーノを守りました。
ジロ・デ・イタリア2008、第12ステージはフォルリからイモラ、モデナなどイタリアの古い街並を通ってカルピまでの172km。山岳ポイントはゼロ、スプリントポイントが1つだけあるシンプルなステージです。天気は概ね良かったものの、後半ところによっては雨が強く降っていました。
序盤、エウスカルテルのディオニシオ・ガルパルソロの単独の逃げが決まり、そのまま独走、しかし、終盤になると集団がハイペースで追走し、ゴール手前10kmを切ったあたりで吸収しました。前方ではスプリンターたちのポイジション争いが激しくなりますが、スパートするタイミングを計って牽制をし合っています。石畳の上に、左右にカーブを繰り返しながらゴールに向かうコース設定で、先頭集団は縦長になっています。最後の1kmになり、ミルラムのアルベルト・オンガラートがスパート、サイレンス・ロットのマキュアンが続きますが、ちょっと早すぎるタイミング、最後のカーブ手前でリクイガスのダニエーレ・ベンナーティがトップに立ちます。マキュアンはカーブでの落車を恐れ、慎重になりすぎたか、ベンナーティとの間が少し空いてしましました。代わりにチームハイロードのマーク・カヴェンディッシュが加速、ゴール手前でベンナーティに並びかけます。ハンドルを前方に投げ出す二人、いっぱいいっぱいだったベンナーティに対し、ゴール後は完全に前に出ていたカヴェンディッシュ...
写真判定の結果、ベンナーティの逃げ切りが確定し、見事3勝目。またしてもマキュアンは届かず、3位でした。総合上位の選手たちは中切れを起こした集団の後ろでゴールし、順位に変動はありませんでした。
マキュアンはまたしても3位。良い位置につけていただけに残念でなりません。残念と言えばカヴェンディッシュ、数センチ、いや数ミリの差で優勝を逃してしまいました。しびれるゴールスプリントでした。
sporza: Bennati klopt Cavendish in millimetersprint
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