2010年09月09日
この秋に自動車保険が更新を迎えようとしています。先日妻が追突事故に遭って保険の補償内容を確かめる機会がありましたので自動車保険で自転車の事故がどこまで補償されるのか、自転車乗りにとって、どのような保険を選ぶのが適切なのかを調べてみました。
現在では個人向けの自転車総合保険を販売する保険会社は皆無です。ちょうど毎日新聞が自転車事故の増加と補償の問題について特集を展開したので、TwitterのRRクラスタでも自転車保険の話題で盛り上がりました。
この記事は賠償責任にスポットを当てたものですが、私たちは転倒したら必ず怪我をする乗り物に乗っている訳です。昨年は私自身レース中に鎖骨を骨折しましたし(レースで掛けられたスポーツ保険と、傷害保険で補償)、今年はチームの練習で集団落車となり、Tmrさんが大腿骨骨折の大怪我(自動車保険に付属の傷害保険で補償と聞きました)、内房レーシングのY氏は軽自動車と衝突(相手が任意保険に入っておらず自賠責のみ)、それ以外にも身の回りでたくさんの事故が起きています。
現在では個人向けの自転車総合保険を販売する保険会社は皆無です。ちょうど毎日新聞が自転車事故の増加と補償の問題について特集を展開したので、TwitterのRRクラスタでも自転車保険の話題で盛り上がりました。
自転車保険:低い認知度 損保各社、販売中止 警察庁所管系も加入2%
自転車と歩行者の事故が10年間で3.7倍に増え、自転車側への高額賠償判決が相次ぐ一方、それに備える保険への関心が極端に低く、損害保険各社が3月までに「自転車総合保険」の販売を中止していたことが分かった。警察庁所管の日本交通管理技術協会が交付する「TSマーク」に伴う安価な自転車保険の加入率も現在2%。全日本交通安全協会が05年に約900人を対象としたアンケートでは「保険に加入」16.5%に対し「保険自体を知らない」が54.9%に上っていた。
この記事は賠償責任にスポットを当てたものですが、私たちは転倒したら必ず怪我をする乗り物に乗っている訳です。昨年は私自身レース中に鎖骨を骨折しましたし(レースで掛けられたスポーツ保険と、傷害保険で補償)、今年はチームの練習で集団落車となり、Tmrさんが大腿骨骨折の大怪我(自動車保険に付属の傷害保険で補償と聞きました)、内房レーシングのY氏は軽自動車と衝突(相手が任意保険に入っておらず自賠責のみ)、それ以外にも身の回りでたくさんの事故が起きています。
スポーツとして取り組む場合は移動するために自転車を利用するのとは異なります。保険を選ぶ際の注意点としては次のようなケースを考えなければなりません。
1と2については、いくつかの自動車保険に特約としてついている交通傷害特約(交通事故特約)で補償されます。自転車事故を想定して損害賠償も付帯しています。ただし、自動車保険によって特約の名前が異なり、似たような名称の特約でも、補償内容が異なりますので、注意が必要です。
交通傷害特約のある自動車保険の例:
・三井住友海上:GK クルマの保険・家庭用:交通事故特約
・アクサダイレクト:自動車保険:人身傷害特約
・ソニー損保:自動車保険:おりても特約
・損保ジャパン:ONE-Step:人身交通乗用具危険特約
→
自動車保険の比較〜保険市場
問題は3と4のケースです。損害保険会社によっては、3のケースでも補償対象となるかも知れませんが、明確にスポーツ走行については対象外としている保険もあります。とくに4の場合は交通事故ではないので交通傷害特約の補償対象になりません。日本サイクリング協会に加入すると付帯する新JCA自転車総合保険は年会費4000円に2400円追加することで怪我による入院・通院も対応しますが、事故として届ける必要がありますので、3の場合は判断が分かれますし、4については対象外です。
→関連記事:自転車の保険について調べてみました
私たちは公道やサーキットでスポーツ走行をしています。ここで起こった事故は交通事故ではなく、スポーツ中の事故として処理される場合がほとんどです。例えば先日の練習会で起こった事故。先頭交代をしながら二列で走行中に起こった事故は、交通事故として処理するならば、全員が速度超過で大きな過失を負っています。この事故で刑事責任を問われることは無いと思いますが、警察官は赤切符をネタに交通事故として処理しないことを勧めました。
スポーツ安全協会によるスポーツ安全保険は、5名以上のアマチュアスポーツの団体が加入することができ、団体の管理下の活動と活動場所への行き帰りに起こった事故に対応しています。自主練習は対象外ですが、チームの練習会やチームの名前で出場するレースに対応しますので、新JCA自転車総合保険と組み合わせれば格安で補償範囲も広いと言えるでしょう。傷害保険と賠償責任がセットになっています。あなたの所属するチームはスポーツ安全保険に加入していますか?私たちのチームは今年継続を怠ってしまいました。来年はしっかり継続して怪我に備えようと思います。サイクリングチームの場合、保険料は1人あたり年間1600円です。
→スポーツ安全協会
個人での活動が中心の場合、かなり割高にはなりますが、一般的な傷害保険を検討しても良いでしょう。保険料は毎月1000円〜2000円です。一例を挙げます。
・三井住友海上:GK ケガの保険
・Yahoo!ちょこっと保険スポーツプラン(割安なプランあり)
・エース損害保険:普通傷害保険
レースやイベントだけ補償されれば良い、と考えるならば国内旅行保険を契約する方法もあります。1泊2日で500円程度から。旅行だけではなく、旅先でのレジャー、スポーツも対象となるので、年に数回レースやイベントに参加するならば国内旅行保険で済ませることもできます。
・Yahoo!ちょこっと保険国内旅行プラン
※自動車保険に付帯する交通傷害特約の補償範囲を確認しよう
※スポーツ走行中の怪我を補償する保険に加入しよう
※レースやイベントだけ補償するなら国内旅行保険
※普通傷害保険はプロ選手には適用されません
1. 単独走行中に歩行者と事故を起こした(賠償責任)
2. 練習中に自動車と事故を起こした(傷害、賠償責任)
3. 練習中に単独または複数の落車事故を起こした(傷害)
4. レースで落車事故を起こした(傷害)
1と2については、いくつかの自動車保険に特約としてついている交通傷害特約(交通事故特約)で補償されます。自転車事故を想定して損害賠償も付帯しています。ただし、自動車保険によって特約の名前が異なり、似たような名称の特約でも、補償内容が異なりますので、注意が必要です。
交通傷害特約のある自動車保険の例:
・三井住友海上:GK クルマの保険・家庭用:交通事故特約
・アクサダイレクト:自動車保険:人身傷害特約
・ソニー損保:自動車保険:おりても特約
・損保ジャパン:ONE-Step:人身交通乗用具危険特約
→
問題は3と4のケースです。損害保険会社によっては、3のケースでも補償対象となるかも知れませんが、明確にスポーツ走行については対象外としている保険もあります。とくに4の場合は交通事故ではないので交通傷害特約の補償対象になりません。日本サイクリング協会に加入すると付帯する新JCA自転車総合保険は年会費4000円に2400円追加することで怪我による入院・通院も対応しますが、事故として届ける必要がありますので、3の場合は判断が分かれますし、4については対象外です。
→関連記事:自転車の保険について調べてみました
私たちは公道やサーキットでスポーツ走行をしています。ここで起こった事故は交通事故ではなく、スポーツ中の事故として処理される場合がほとんどです。例えば先日の練習会で起こった事故。先頭交代をしながら二列で走行中に起こった事故は、交通事故として処理するならば、全員が速度超過で大きな過失を負っています。この事故で刑事責任を問われることは無いと思いますが、警察官は赤切符をネタに交通事故として処理しないことを勧めました。
スポーツ安全協会によるスポーツ安全保険は、5名以上のアマチュアスポーツの団体が加入することができ、団体の管理下の活動と活動場所への行き帰りに起こった事故に対応しています。自主練習は対象外ですが、チームの練習会やチームの名前で出場するレースに対応しますので、新JCA自転車総合保険と組み合わせれば格安で補償範囲も広いと言えるでしょう。傷害保険と賠償責任がセットになっています。あなたの所属するチームはスポーツ安全保険に加入していますか?私たちのチームは今年継続を怠ってしまいました。来年はしっかり継続して怪我に備えようと思います。サイクリングチームの場合、保険料は1人あたり年間1600円です。
→スポーツ安全協会
個人での活動が中心の場合、かなり割高にはなりますが、一般的な傷害保険を検討しても良いでしょう。保険料は毎月1000円〜2000円です。一例を挙げます。
・三井住友海上:GK ケガの保険
・Yahoo!ちょこっと保険スポーツプラン(割安なプランあり)
・エース損害保険:普通傷害保険
レースやイベントだけ補償されれば良い、と考えるならば国内旅行保険を契約する方法もあります。1泊2日で500円程度から。旅行だけではなく、旅先でのレジャー、スポーツも対象となるので、年に数回レースやイベントに参加するならば国内旅行保険で済ませることもできます。
・Yahoo!ちょこっと保険国内旅行プラン
※自動車保険に付帯する交通傷害特約の補償範囲を確認しよう
※スポーツ走行中の怪我を補償する保険に加入しよう
※レースやイベントだけ補償するなら国内旅行保険
※普通傷害保険はプロ選手には適用されません
この記事にコメント(4)をいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
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コメント一覧
1. Posted by MIK 2010年09月09日 23:06
参考になります、ありがとうございます。相手が自賠責だけだと、結局物損がまったく補償されないのはカバーしようがなさそうです。相手に自腹で払ってもらうしかないですね。
今回の自分の事故を期に、内房もスポーツ傷害保険検討してもらえることになりました。(今年はきれてました)
まだしっかり調べてないのですが、全労済の自動車保険の特約はどうでしょう?
今回の自分の事故を期に、内房もスポーツ傷害保険検討してもらえることになりました。(今年はきれてました)
まだしっかり調べてないのですが、全労済の自動車保険の特約はどうでしょう?
2. Posted by roadbiker 2010年09月10日 01:05
全労済のマイカー共済、調べてみました。
「人身傷害に関する交通事故危険補償特約」を付けていれば、家族も含めて自転車の事故についても補償対象です。競技やその練習については対象外との記述がある一方で、陸上の軌道を有しない乗用具についてはこの限りではないとしており、公道におけるスポーツ走行中の事故についても補償が認められる可能性があります。人身傷害特約を付けていないと選べない、オプションのオプションですね。
「人身傷害に関する交通事故危険補償特約」を付けていれば、家族も含めて自転車の事故についても補償対象です。競技やその練習については対象外との記述がある一方で、陸上の軌道を有しない乗用具についてはこの限りではないとしており、公道におけるスポーツ走行中の事故についても補償が認められる可能性があります。人身傷害特約を付けていないと選べない、オプションのオプションですね。
3. Posted by 小隊長 2010年09月10日 01:07
4. Posted by deko 2010年09月10日 10:53
ツゥイートさせて戴きました。あしからずご了承ください。
5. Posted by prin963 2010年09月10日 22:02
ちょうど仲間うちで自転車保険の質問が出ていたので、このブログを紹介させてもらいました↓
http://systemsix.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4180754#10671849
ありがとうございます。
http://systemsix.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4180754#10671849
ありがとうございます。



