2008年10月27日
最終周回、古賀志林道の上りで仕掛けるダミアーノ・クネゴ、下りでイヴァン・バッソが追いつき、エース同士のガチンコ勝負が実現。しかし、牽制をしている間に遅れていたジョヴァンニ・ヴィスコンティ、バッソのアシストのヴァレリオ・アニョーリの4人の闘いに。しかし、最後は地力に勝るクネゴがゴールスプリントを制し、追い込んだヴィスコンティがバッソをかわし2着、今回のジャパンカップサイクルロードレースが復帰戦となったバッソは3着に。
今回から超級に指定された第17回ジャパンカップサイクルロードレースはプロツールチーム4チームを含む13チーム、65人の選手が出走、前評判の高かったイタリア人ライダーたちの一騎打ちになりました。大興奮のレース、観戦記と写真を添えて。
日曜日は朝3時30分起床で、宇都宮まで、ジャパンカップサイクルロードレースを見に行ってきました。メンバーは私、息子、息子の友だちのF君、Windy Racing TeamのT氏、M氏、M氏の同僚のI氏の6名。クルマ2台で4時30分に利根川河口堰手前のコンビニに集合。宇都宮森林公園まではおよそ150kmの旅です。途中何度かコンビニで休憩を取りながら宇都宮へ。しかし、走っているとフロントガラスに雨粒がぱらぱら... そんな予報だったっけ?嫌な予感を感じながらも、たいした雨にはならないと踏んで、雨具を調達すること無く進みます。8時前には昨年同様に多気コーナーの駐車場に車を停め、徒歩で森林公園に向かいます。
路面はうっすらと湿っている場所がありますが、昨年のような滑りやすい路面では無い様子です。ウェアをバッチリ決めて、自走で現地に向かうサイクリストに気をつけながら、細かいアップダウンのある、およそ2kmの道のりを30分ほどで歩き、スタートゴール地点に着きました。協賛各社のブースを冷やかしながら、大会プログラムとサコッシュ等を買い、うろうろしていると、早めに到着したチームの選手たちが出走サインを済ませ、今中大介さんによるインタビューが始まりました。
今年はスタートラインの両脇に主催者のテントががっちり建っていう上に、折りたたみ式の椅子を持ち込んで「ゆったり」観戦している観客が最前列に陣取っており、スタートの様子は後ろからしか見られません。そこで我々のレースプランとしては、スタート前に古賀志林道の方へ進み、途中で腹ごなしをし、応援をしながら3、6、9周目に山岳賞が設定されている古賀志林道KOM(King of Mountain)ポイントまで上り、何周か見たあとはゴール前に戻り、直接選手が見えなくても、インフォメーションの多いスタート・ゴール地点でゴールを迎えよう、というもので、ほぼそのとおりに過ごしました。山頂でも良い位置がキープでき、また、ちょうど7周目に補給ポイントの近くにいたので、サコッシュやボトルを抱えたチームスタッフが選手に補給食を渡す様子も見られました。残念ながら、厚い雲に覆われており、写真撮影向きでは無かったのですが、幸いにたいした雨にも降られずに、観戦できました。
レースは1周目から福島晋一(梅丹本舗・GDR)、柿沼章(チームブリヂストン・アンカー)、野寺秀徳(スキル・シマノ)の3人の逃げが決まり、9周目まで続きましたが、プロツールチームががっちりとプロトンの前方を固めて集団をコントロール、日本人が付け入る隙は全く無いように見えました。クネゴやバッソもアシストたちに守られながら集団前方で淡々と周回を重ねました。9周目の山頂こそ逃げの3人が抑えたもののタイム差を一気に縮め、ついに逃げを捉まえます。
10周目の古賀志林道でバッソとアニョーリがアタック、これについて行けたのはクネゴだけ、さらに追走集団の中からヴィスコンティとスキル・シマノの土井雪広が抜け出ますが、先頭に合流できたのはヴィスコンティだけでした。土井がアタックした時はゴール地点の大画面テレビの前で実況を聞いていた観客から大きな歓声が上がりましたが、残念ながらいっぱいいっぱいでした。それでも土井は5位集団でゴールし、日本人最高の9位にに入ります。そしてレースは冒頭のゴールスプリントへ。
優勝したクネゴよりも多くの報道関係者、カメラマンに囲まれていたバッソでしたが、バッソが優勝すれば最高に盛り上がったかも知れません。しかし、世界選手権を2位、先週末のジロ・ディ・ロンバルディアで優勝し、絶好調で望んだクネゴの方が勝負勘の面でも、体調でも、明らかにバッソを上回っていたと思います。バッソにしてみれば、まずは復帰第一戦で、「やれるところ」を見せた価値はあったと思います。個人的には福島晋一選手のサインももらえたし、息子もかなり満足したようです。
出走サインを終えたクイックステップ。一番右がヴィスコンティ
出走サインを終えたリクイガス。今中さんがバッソにインタビュー
出走サインを終えたランプレ。まとまり悪いです
古賀志林道の山頂のバナー
山岳賞を目指す逃げ集団の3人。仲良く1回ずつ山岳賞を獲得
同じく3周目のプロトン
バッソは常に集団やや前方の中央に位置していました
プロトンが通り過ぎると道に溢れる観客。下る人、KOMポイントを見に上る人が交じって大混雑
群衆をかき分けるようにして進むプロトン
やや下って一番勾配のきついあたり。この頃は逃げ集団もまだフレッシュ
歓声がプロトンとともに林道を駆け上って行きます
7周目の補給ポイント
表彰式


